2月2日の日記

2004年2月2日
月曜だ。
いよいよ来週の月曜から入院だ。
そろそろ実感が湧く。どーしよう、何にも準備してないや。金も心配。

と同時に。

こんなもんだろ、実際。と思った。今日から少しずつ準備すれば十分間に合うや・・・という、何事に対しても同じように思う「まだ大丈夫」という自分を安心させる為の自己暗示。というよりは自分に対しての気休め。そう思いながら「明日こそ、明日こそ・・・」で当日を迎えるに違いない。だって既にビール飲んで寝るだけの体制だから(自爆)。

先週日記にも書いた日があったが、傷口が開いた時があった。

だから、早く治したいと思う気持ちが一番強い。

当たり前だが手術は不安だ。病院だって嫌だ。今までの通院で充分苦痛だった。治療の肉体的な苦痛もだが、何よりも病院という空間に居心地の悪さを覚える。
病院が接客業の対応を取り入れるだけで、充分なビジネスチャンスになるだろうなー、なんて真剣に思ってしまった程病院というところは対応が悪い。
中にはそうでもない医者、看護婦、事務員等いるであろうが、概していい気分で帰れることは無い場所だ。
そりゃ黙ってても体を壊した人は来るもんな。否応無く。来たくて来てる人の方が多いなんて言わせない。

しかし。

ほんの少しだけ、入院を楽しみにしているかもしれない。

入院と手術が楽しみな訳ではない。当たり前だ。

仕方なく、と公的に言い訳が通る状況(実際はそうでもなかろうが)に甘え、自分が自分の為に身体を治すことを優先し、自分の身体の為に休む時間。

この入院中に何を考えるのだろうか。

入院経験のある人は口々に「退屈だよ」と言う。ご丁寧にアドバイスをくれる。

でも、「暇なら暇でいいじゃないか」としか思わない。
その時間に自分は何を思うのか。大病では無いので、大した入院期間にならないだろう(と思うが)。それでも考える時間が一杯あって、ほんの一部ではあるが自分の身体にメスを入れることによって、何か人生の考え方とか変わるんだろうか???

開き直ったり、謙虚になったり、増してや楽観的になったり、諦めの域にまで及んだり。

そんなことになるんだろうか??

外的要因(厳密には自らの要因だが)によって、根本の人生指標にまで考えが及ぶのか否か。それだけは楽しみである。

寝る時間、本を読む時間が出来る、とタカをくくっている。
実際は寝れる時間に寝ず、本を読める時間に読まず、「退屈・・・」だと言うかもしれない。それもそれ。

それならそれでいいから、じっくり休んでやる。

もし、そこで考え方が変わるのなら・・・。

人生を変えてみるのも吝かでは無い。

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