緊張感

が必要なのだ。

中日がマジック1の時も然り。パ・リーグのプレーオフも然り。

落合監督が優勝目前のある試合後のインタビューで「こういう試合が出来ればプロ野球はまだ大丈夫」と言っていた。

勿論、常に一発勝負の様な緊張感のある試合を望むのは、選手には酷である。しかし、スポーツの面白みはやはり極限の緊張感の「ドキドキ感」を感じる事が楽しいのだ。

オリンピックだって、やり直しがあったら面白くないだろうがよ。

思えば、もっともっとファンにそっぽを向かれ、各母体の経営者を総吊るし上げしてでも一度どん底に落ちてもらわねば建て直しなど到底無理なようなプロ野球、それを止まらせるのは現場しか無いのだよ。

「野球が好きなんですかお金が好きなんですか」とマスコミに堂々と聴かれる経営陣に反論の余地は無い。また「球団経営に失敗した会社の人間が新球団参入に関して偉そうに発言する権利は無い」という某球団某選手の発言は120％当たっている。
これに気を悪くして変なトコで反撃しようとした某球団のトップよ。人の上に立つどころか人前に出る資格も無い。消えろ。

今日のプレーオフ。

両球団のファンは別として。

多くはシーズンでダントツトップだったダイエーがプレーオフに勝てば「当然」との見方もしたのであろう。そして当り障り無くペナントを終えたに違いない。

そこにプレーオフ制度を持ち込むことによって。

普通なら貯金25のダイエーが優勝したら、その時点で全然面白くないのである。
でも、3位争いで日本ハムがあれだけのパフォーマンスを見せ、第一ステージで西武との死闘を演じ、更に王者ダイエーと西武との死闘。

ギリギリまでファンを楽しませるやり方は文句無く面白い。

順当に実力でリーグのトップに立ったダイエーには申し訳ないが、これだけ面白みを感じさせるのなら、プレーオフは大成功なのだ。

ライオンズおめでとう。

正直、ダイエーならドラゴンズの勝ちだと思っていた。素人が色んな分析をした上で。
しかし、ライオンズである。

面白味はダイエーが出てくるより上だろう。

ドラゴンズ、勝てるかどうか・・・

ま、面白くなるだろうから期待。