日々鍛錬

2004年12月4日 音楽
午後から外出。

ひさびさにS氏と同行して某楽器商ショールームへ。AFF以来の再開としてはとても短いスパンだな。
今回、氏がAFFにてどうしても気になって仕方が無かったというギターを再度適正な環境にて試奏する目的。その他の品で自分がどうしても見たかったモノ、聴きたかったコトもあったし。

メールで貰った住所へ・・・わからん。

携帯に電話をする。教えてもらう・・・

・・・民家だった(笑)

まぁ、ネット通販がメインの商売でサイト上にもTELや住所は載せていない為、想像はついてたが。
「超豪邸」という点を除けば。

居間兼ショールームには既に数本の楽器。

スゴイ。

10年前からどうしても見てみたかったギターもある。

弾きまくる。

S氏は自分のアンプを持参。それに対しオーナーは「それくらいしてくれて当たり前です。試奏もせずに楽器を買ったりオーダーする人は逆に信用出来ません」とのこと。
「弾きまくってください」

ハイ。遠慮無く(笑)。

いや、実に充実した時間。1時間半の予定が2時間。次の客が来るギリギリまで。しかもオーナーの私物の楽器も見せてもらい、またも話は奥深く。

モノを買う動機なんざ人それぞれだが。

宣伝が派手なもの、一流ミュージシャンが使用しているもの、もしくは一流でなくとも単に露出の多いミュージシャンが使っているもの、ネット上等で一部マニアの間で流行っていそうなもの、単に値段が高い高級品。

に、ガツガツと喰い付く消費者。

は、相手にする気無しなオーナー。

自分の耳を信じよ、と。

「特に日本人は自分が選んで買ったモノを一番良いと思いこみたがる。コレが一番悪い点。店側も、ちょっと高級品を扱ったりマニアックな品物の代理店になると、客のこの感性を煽り立てれば更に客は付いて来る。結果、”自分はそこらの素人と違うんだぞ”という根拠レスな自己満足に客をハメ込むことによって、逆に商売を狭めてしまう」

同感。

「確かに高いものは良い。金が有るなら買えば良い。ただ、他にも良いものが山ほど有り、自分の想像を超えた場所の方が良い品が溢れている」

同感。

「海外で直接メーカーを探すとビックリするくらいのクオリティのメーカー、工房がまだまだ沢山ある。でも日本に売りたくないというメーカーも多く、音楽、楽器に関して言えばまだまだ鎖国状態に近いです」

げげげ。マジ???

そこで自分の楽器が世界一など・・・ありえないってことね。

厳しい現状を聴くほど、逆に楽しくなったりして。

柔軟じゃないとダメだし、現状の手持ちの機材で如何に最高の音を作るか。それから次の何かを買う資格がある。そして、音の9割が自分のウデに関わっている。

先日「日本一美しい音で弾くギタリスト」直々にそう言われた。

ぎょえ。

様々な話を経て、S氏が一本お買い上げ。

自分は海外のメーカーへの問い合わせを依頼。
「買うまではまだまだ時間かかると思いますけど」と言うと「当然です。出来るだけ弾いて確認してもらえるようにします。」

頼もしや。

私物のCDやDVDまで貸してもらってお開き。

また行こう。

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